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2016年を振り返って…

合板加工の開発工場、株式会社センエイ 品質・技術室の赤坂です。

「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。

関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています

  

2016年も残りあと5日。当社の営業に至っては、今日を含めてあと2日となってしまいました。

まずは、当社関係者の皆様、今年一年本当にお世話になりました。特に、お客様の中には大変ご迷惑をおかけし、ご心配を頂くこともございました。ここに改めて、皆様の御縁に感謝し、御礼申し上げます。

さて、今年も当社にはたくさんのトピックスがあり、ここで全てをご紹介すると長くなりすぎてしまうのですが、まずご紹介するべきは2つの機械についてでしょう。1月には第1工場に大型ランニングソーを導入することが決まり、2月に設置、3月より稼働しました。機械故障にともなう決断だったとはいえ、以前から検討はされつつ見送られていた4mカットが可能であるランニングソー。中古機械ということもあり、生産が軌道に乗るのに数日かかりましたが、現在はメーカー名から名付けた「セルコ」の愛称で稼働しており、第1工場を力強く支えています。

そして、先週のブログでご報告させていただき、昨日に第3工場に設置したての新型バーチカル。詳細につきましては開発実績にてご紹介させていただきますが、当社の心臓部ともいえる合板調厚工程。それを担うバーチカルを新調することは当社にとってかなり大きな決断でした。この機械が「セルコ」以上の戦力となり、当社の魅力になることを大いに期待しています。

一方で、悲しいトピックスもございました。それは、2名の社員が生涯に幕を下ろされたことです。5月には現在の建材・木材製品営業課の主力商品「de niro」開発者であり、部署・事案に関わらず多岐にわたり当社に尽力いただいた稲川治久 様。11月には第3工場にて多数の工程に従事し、多くの社員から慕われていた井田光洋 様。この場をお借りしましてご冥福をお祈り申し上げます。

その中で、個人的に稲川様とは最後の上司部下という関係から、約1年半で多くのことを教えていただきました。残念ながら上司部下という間柄でも、お会いできたのは月に12度ほどでしたが、仕事やプライベートに関わらずご相談をさせていただき、その度に品質や製造などの技術的なことから部下や後輩の指導、果ては人生訓にいたるまで、多くのアドバイスを頂くことが出来ました。そしてその言葉の一つ一つに深い意味と重みがあり、私の人生の指針として今なお、自身の胸に刻まれています。今年最後のブログは、その中の1つをご紹介して、締めくくりとさせていただきます。

 

「アクションを起こす前に理屈を考えろ。理屈抜きの仕事なんて仕事じゃない。」

 

来年もセンエイを宜しくお願いします。

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