合板加工の開発工場、株式会社センエイの間﨑です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西　大阪　岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。

奈良の学園南といえば指折りの高級住宅街です。起伏のある地形をそのまま活かした閑静なたたずまいに、立派な邸宅が並びます。この秋、そのなかに高級介護施設がオープンするということで、その内覧会に訪問させていただきました。その名も「パルムドール学園南」。この物件の設計者である安藤ハザマの長坂さんとは、ふとしたきっかけでのご縁でした。

その長坂さんから、床材についてのご相談がありました。思えば昨年秋、東京の家具ショールームでの床材を、当社提案品で決めていただいたことからの連なりなのでしょうか。あらためてイメージに沿うよう、可能な限りのご提案をさせていただきました。

結局床材は、他社品採用となったのですが、当社があたためていた開発途上の部材に目をつけていただき、なんとエントランスでの採用となりました。スライド式の自動ドアの両面から壁面、天井にと、南洋材のニャトとケンパスの特長を最大限に引き出していただきました。洗練された建物の前では思わず絶句。声なき声は「かっこいい」。

当社が提案できる素材が、デザインの力でここにしかない一点にと昇華。この建物にこめられたオーナー様の想いについても、しっかりと聴かせていただきました。10月半ばのこの物件のオープンを待ちながら、次はどんな展開となるか、楽しみでならないのであります。真にご縁に感謝です。