カラーセンサー導入
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 広報委員会の出田です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
今年5月、当社工場のとあるカット工程の設備上にカラーセンサーを設置しました。
このカラーセンサーはカメラ画像により、設定した色を読み取ることができます。例えば、チョークで合板に色を付けることで、その色を判別して、異常を知らせることができるというものです。
何らかの理由でカット精度に問題発生のリスクが生じたとしても、それを人の手を介さずとも、人の手以上の確実性で、自動的に発見できるようにするために設置しました。
そのため、厳重にテストを行い、カラーセンサーの精度を確かめることが必要でした。例えば、実際の合板がセンサーを通る速度、センサーと合板との距離、チョークの色などです。
合板の色は赤っぽい暖色系ですので、判別に使用するチョークの色がそれに近いものだと、画像で識別しにくくなってしまいます。識別する感度を上げるためにも、チョークは青色のものを使うなど、可能な限り、精度を高める工夫を盛り込む形となりました。
当社は人の手で行う仕事と、機械で行う仕事を適材適所で住み分けしています。しかし、今回のように機械が担う部分は、機械の設定や状態が適切であることが品質において重要となりますので、これからも日々の管理を心掛けていきたいと思います。