合板加工の開発工場、株式会社センエイ　品質・技術室の赤坂です。

「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。

関西　大阪　岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています

7月末日。定年のため、当室から1人、旅立っていきました。

非常に誠実な方で、ミーティングを開催した際でも、私の意見がブレ始めると真摯に対応して諭していただいたことで、軌道修正できたことも少なくありませんでした。

本人の希望から静かに送り出しましたが、個人的には大変お世話になったこともあり、感謝の気持ちを形にすべく、ささやかながらプレゼントをさせて頂きました。

デパートで何がいいかと悩んでいた時に、ふと目に留まったのが扇子でした。昨今、100円均一ショップなどで安価で購入できるようになり、高価な物という認識はありませんでしたが、職人が手作りするものであれば、それは贈り物として良いのではと考えました。ただ、どんな柄を送ればいいかはわからず、売り場で悩んでいたところ、店員さんに声をかけていただき、ご相談させて頂きました。定年祝と伝えると、縁起物の絵柄がよいのではとのことで、いろいろと説明を頂きました。その中で、ご紹介いただいたのが、「とんぼ」です。とんぼ柄は「前にしか進まない」というトンボの特性から、「前だけを見て進み続ける」という意味合いがあるとのことで、第2の人生も進み続けてほしいという思いもあり、これを送ることとしました。もちろん、贈らせて頂いた私も、ブレずに前を見て進み続けられるように精進しようと心に刻みました。

ちなみにですが、今日8月7日は立秋です。今年もセンエイには秋の訪れを告げるとんぼが敷地内を飛び回っています。