「あの岸和田ですね」
合板加工の開発工場、株式会社センエイの間﨑です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
例えば関東や九州で、初対面の方とのご挨拶の際、名刺の住所を覗き込んでこうおっしゃられることがあります。
「岸和田・・・。あの岸和田ですね」。
「はい。その岸和田です」と私。
多くの場合、相手の方がイメージされているのは「だんじり祭り」のようです。確かに岸和田の代名詞とも言えるこのお祭りは、300年を超える歴史と伝統を持ち、365日がだんじりを中心に回っているという市民はごく当たり前に存在します。
学校や会社が休みになることに驚く人たちと、それに驚くこと自体を不思議に思う人たち。毎年何度かそういうやりとりがあって、今年もめでたくこの季節がやってきました。
このお祭りの主役は、その曳き手である町衆。もちろん当社にも多くのだんじりファイターが在籍しています。そして芸術品ともいうべきだんじりそのもの。以下、駅前などで無料配布されるガイドブックからの引用でご紹介します。
「その目方およそ千二百貫(約4トン)、材質は大部分に欅が用いられ、檜、樫、松、紫檀、黒檀なども使われる。だんじりに組まれる部品の数は三百部材を超え、数ある山車・屋台・だんじりのなかでも日本一である」(サザンプレス2017)