心配性
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 品質・技術室の赤坂です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています
先日の9月の3連休。台風18号が日本列島を襲い、猛威をふるいました。当社に被害はありませんでしたが、ここ大阪も暴風域に巻き込まれ、数名のけが人がでています。当初の予報では17日の夕方ごろに最接近し、それまでに大雨が降るとのことで、私もその日自宅でおとなしくするつもりでいたのですが、嫁から「大丈夫でしょ」とのことで午前中は近所のスーパーに行くこととなりました。結果から言えば、台風の接近が遅れたうえ、予想の進路からすこし逸れたことで、風はすこし強かったものの大雨も17日の夜まで降ることなく、心配は徒労に終わりました。
この件に関しては、嫁に呆れられただけで済みましたが、やはり「心配する」ということは、決して悪いことではないと思っています。もちろん、心配しすぎて悲観的に物事を考えるのは逆効果ですが、事が起こってからではたいていの場合取り返しがつきません。特に言えるのが、機械の点検です。「目視確認」や「異音確認」などそれ自体に大きな労力が必要なわけではありませんが、意識して実施しなければいずれも見過ごしてしまう異変が多く、その結果、大きな修理になることもあるわけです。
実際、私が入社した7年前は自主保全という言葉すらあまり浸透しておらず、常に機械トラブルが発生しており、その度に生産が中断していました。今でも、当時と比べ機械自体が新しく変わったものは一部しかありません。しかし、その頃に比べると自主保全の意識は多少なりとも全製造課員に浸透しており、機械トラブルの頻度は減ったように感じます。古い機械が多い為、まだまだ自主保全の仕方や取扱いについては勉強不足のところもありますが、少しでも機械が元気に稼働してもらえるよう品質・技術室もサポートできればと思います。