転んでもタダでは起きぬ
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 製造技術本部の赤坂です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
台風24号が通過しました。9月29日は当初より出勤日だったのですが、午後から予定を変更し、台風対策に全社員が注力したこともあり、屋根を覆っていたブルーシートの一部が破損する程度で済みました。本日は台風対策の片づけはありますが、平常通り業務しております。
さて、前回の21号の被害を受け、工場内の試験室も大きな被害を受けました。ちょうど試験室の上部の工場の屋根が2×6Mほどすっかりなくなってしまったため、試験室の天井の石膏ボードはびしょびしょに。ただ、奇跡的に断熱材として石膏ボードの上に置いていたグラスウールがすべての水を吸収してくれたこともあり、台風通過翌日に室内の試験機をすべて避難させることができました。
大きな被害をうけましたが、上部工場の屋根を応急修理していただけば、試験室自体の復旧は天井材の張替と蛍光灯(安定機)の取り替えだけなので、当社では最も早い恒久修理が実施されたわけですが、せっかく蛍光灯の取り替えで電気工事をしてもらうなら、この際に試験室をもっと良くしてもらおうということで、慌てて意見を取りまとめ、上司に上申しました。その結果、試験室の電気容量を増設と空調設備の設置が実現することとなり、先日、見事に工事が完了しました。
これにより、試験が快適にできるだけでなく、いままで空調が必要な場所でしかできない試験とその他の試験を2ヶ所で実施していましたが同じ場所でできるような状態になりました。試験機の移動などはこれからですが、試験中にあちこち移動することで業務スケジュールに弊害が生じていたのも解消できそうです。
私は「ピンチはチャンス」という言葉自体あまり信じていなかったのですが、今回の件はまさに製造技術本部にとってのチャンスになりました。また、来週に台風25号が本州に向かってくるとの報道もありますが、嵐に負けず、全社一丸となってこのピンチを乗り越えていきます。