来福
合板加工の開発工場、株式会社センエイ マテリアル事業部の土山です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
2018年度を表す漢字は「災」でしたが、当社に照らし合わせても台風による建屋被害など、災害が多い年であり、まさに「災」のイメージが強い1年であったのではないかと思います。
「災い転じて福となす」ということわざがあります。一度は聞いたことがあるような有名な言葉ですが、意味としては「身にふりかかった災難を活用して自分に役立つものとして利用する」という内容です。災害はあって欲しくない、あってはならないことですが、被災後の状態が停滞では「災」から変わることはありません。このことわざにもあるように、災害を重く受け止め、反省し、再発防止や対策を取ることで「福(改善)」の状態へと変化していきます。
パナソニックの創業者である松下幸之助さんは「好況よし、不況さらによし」と言っています。不況のときはお客さんも買うものに敏感になるので、良い経営をしているところは、不況のときこそ選ばれるという趣旨です。だから良い経営をしている店は、好況もよいし、不況もさらによいというわけです。これは問題に対して、外的要因より内的要因に目を向けようというメッセージです。私たちの人生や仕事には、変えられることと変えられないことがあります。変えられることは自分、変えられないことは環境であると松下幸之助さんは分かり易く説明されております。
昨年の「災」を引きずることなく、私達は2019年を改善の年にできるようにしなくていけないと思っています。個の力を高め、団結の力を高められよう、内的要因、意識変革の年にしていきたいと思います。