「5年かけて」
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 製造技術本部の赤坂です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
これは、5年前の試験室のある一角を映した写真です。まるでゴミ屋敷ですが、試験室で使用している計測機器など必要なものをここから取り出していました。一方で、試験終了後の試験片や試験片を採取した後の端材、さらには使途不明のガスコンロやモーター部品などの不要物も大量に置いており、業務が非常にしづらくてなおかつ危険な状態でした。今、この画像を見たら「よくこの状態で仕事ができていたな」と思います。
ここから2年かけて不要物を廃棄し、必要なものでも試験室で保管する必要のないものは移動し、試験片は試験室内に移動することで、サンプルと開発用備品だけを置くためのスペースとして以下の形になりました。
しばらくはこの状態で利用していましたが、保管しているサンプルが非常に取りにくく、またスペースに無駄が多いということもあり、「棚そのものを撤去してしまおう」という結論に至りました。ただ、塗装製品のラインが横にあるのと、設置している棚が大きくて頑丈なためなかなか解体するタイミングがつかめずいたのですが、今年8月にようやく、解体することができました。私は初めてこの状態を見たのですが、30年近く勤続している古株の社員でもこの状態を見たのは十数年ぶりだそうです。
そして、開発用備品も別の場所で保管していただけることとなり、以下のような種類ごとにサンプルだけを置くスペースとして、生まれ変わりました。
5年の歳月はかかりましたが、長年の悩みの種を解消することができ、また危険な思いをせずに作業できることも踏まえて、本当に良かったなと思います。また、この形が続くよう、管理を徹底していきたいと思います。