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梅の香り

合板加工の開発工場、株式会社センエイ 業務本部の浦田です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。

先日の3連休、京都にある北野天満宮に梅の花を見に行ってきました。
梅の花の記憶といえば、九州に住んでいた時は大宰府天満宮、学生時代は合格祈願で参拝した防府天満宮を思い出します。そして今回参拝に訪れた北野天満宮と合わせ、菅原道真公ゆかりの、一般的に三大天神といわれるわる神社に参拝したこととなりました。

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ここ数年は花見、新緑、紅葉に行っておらず、久々に梅の花をじっくり見ると、本当に言葉を失うほど見とれてしまいした。「今まで何故この美しさに気付かなかったのか」「年齢を重ねて見方や受け止め方が変わったのか」と疑問で自問自答する程でした。そして、疑問とともに突然、祖父との思い出が浮かんできました。

休日になると祖父はいつも庭で盆栽いじりをしていました。庭の盆栽で最も多かったのは松でしたが、花が咲くものとしては、梅、月下美人、胡蝶蘭を好んで育てていました。
祖父が亡くなって3年半、大型連休時は、体調を崩したり、家族の手術や投薬の関係があったりと、大阪から出ることなく帰省はしていませんでした。そのため、帰省時は必ず墓参りに行っていましたが、私の記憶に鮮明に残っているのは、葬式と3回忌の時に見た墓と遺影の映像しか思い出せません。

東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな

「東からの風が吹いたら、匂いを寄越してくれよ、梅の花。主がいないからといって、春を忘れるなよ」

梅が好きだった菅原道真公が歌った有名な和歌。この歌とは違うけれど、今回の花見で菅原道真公は祖父の記憶を梅の香りで思い起こさせてくれたのかもしれません。今年のゴールデンウィークはようやく落ち着いて実家に帰省することが出来そうです。久々に見せる顔となってしまいましたが、帰省した時は真っ先に墓の前で手を合わせ、積もり積もった報告をしっかりとしてきたいと思っています。

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