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コロナ後の忘年会

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行し、初めての年末を迎えます。それに伴い、今年は当社でも忘年会を開催することにしました。
 
11月中旬まで忘年会場の予約をしておらず、慌てて会場を探しましたが、なかなか予約がとれませんでした。スマホで居酒屋検索と電話を繰り返すこと2時間あまり、無事に会場を押えることができました。会場の予約で苦労したことから、今年は忘年会を開催する人が多いことに実感しました。
 
 民間の調査会社が1000人余りに職場での忘年会の開催予定を聞いたところ、半数を超える52.3%の人が「開催する」としていて、コロナ禍前の2019年の58.1%に迫る数字となっているそうです。
2020年には約14%にまで落ち込んでいた忘年会の開催率は、4年ぶりに半数を越える見込みとなっており、参加希望者を年代別比較した場合、20代が61.5%と最も多く、次いで30代、そして40代は一番低い51.1%の数字となっているようです。この調査から、意外にも若い世代のほうが忘年会への参加意欲が高い傾向にあることが判明したそうです。
 
またコロナ禍に実施した、「コロナ終息後に復活させたい飲み会」についての調査では、1位は「花見」(43.9%)、2位は「忘年会」(41.9%)、3位は「誕生日会」(40.5%)で、その逆の「このままなくてもよい飲み会」でも忘年会は6位(43.7%)となっており、相反する結果が話題となっていました。
コロナ禍を経て、様々な生活様式が変化し、ここ数年ではSDGsなどを中心に多様性というという言葉も毎日のように耳にするようになりました。忘年会の在り方についても、従来のままで復活させるのではなく、「なぜ参加したくないのか」「参加したくなるにはどうすればよいのか」を考え、より良い忘年会へと改善させる良い機会でもあると考えています。
 
 若い世代の新しい知恵をかり、女性や40代世代が参加したくない理由を考え、本来の忘年会の目的である「1年間の苦労を労うために行う宴会」となるよう、また「参加したい忘年会」が作れるよう、忘年会の再開とともに、見直しを検討してみたいと思います。

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