接着性能試験 (一類浸漬剝離試験)
当社ではコンクリート型枠用合板(以下、コンパネ)を製造しています。
コンパネは屋外使用が多く、JAS規格では1類の接着性能分類となっていますが、当社ではこの接着性能確認のため、JAS手順に従い社内試験を実施しています。
試験内容は下記の①~⑥となっており、試験は1日以上かけて行っています。
① 試験片を指定の大きさにカットする
② 指定数量のカット片を沸騰水中で4時間浸漬させる
③ 浸漬後の試験片を60℃の乾燥機で20時間乾燥させる
④ 乾燥後、再び、熱湯水中で4時間浸漬させる
⑤ 浸漬後の試験片を60℃の乾燥機で3時間乾燥させる
⑥ ①~⑤の手順後、接着面の剥離がないか木口を確認する
一般的に試験内容を知られることはあまりないと思いますが、使われる用途により、接着性能だけでなく求められる品質強度や基準も様々となっています。なお、接着性能については、下記の3つの分類が定められています。
特類
屋外又は常時湿潤状態となる場所(環境)において使用することを主な目的とした所定の接着の程度を満たす合板。
1類
コンクリート型枠用合板及び断続的に湿潤状態となる場所(環境)において使用することを主な目的とした所定の接着の程度を満たす合板。
2類
時々湿潤状態となる場所(環境)において使用することを目的とした所定の接着の程度を満たす合板。
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