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9尺(2.7M)コールドプレス

 

 

 

 

■「貼る」という加工について

「貼る」という加工は、主に2つの加工機を使って行う作業です。
1つが接着剤を塗布する「グルースプレッダ」。2つ目が圧締するための「コールドプレス」。これら2つの機械を使い、例えば12㎜の合板を2枚貼り合わせて24㎜に加工したり、合板とMDFを貼り合わせた複合材の製造を行ったりします。

 

■ グルースプレッダとは

回転ロールによって投入した合板等の材料に一定量の接着剤を塗布する加工機です。一般的な機械では、上、下平行な2本のメインロール、接着剤をせき止めるドクターロールからなり、加工材の片面、両面いずれでも選択して塗布できるようにしています。塗布量はドクターロールの遠近によって調節し、本体はロールの両端を支えたボディを含め門型のものが多い。

 

■接着剤について

接着剤は、木材用接着剤としての必要条件を満たし、その他、大量入手が可能であること、廉価であること、水溶性で鉄・ゴムなどを腐食・老化させることがないこと、洗浄性が良いことなど、粘度調整が容易であることなどの条件が要求されることが多い。使用されている接着剤は、ユリア樹脂系、メラミン・ユリア共縮合樹脂系、フェノール樹脂系の3種類が主となる。

 

■コールドプレスとは

接着剤を塗布した合板等を定盤(圧力をかける機械内)に投入し、可動定盤を油圧ポンプによるシリンダの働きでラムを昇降させ、、常温で圧締する加工機です。特徴としては、強力で安定した圧力をかけることができるようになっています。

 

■プレスの前に「コールド」とついているのは?

「ホットプレス」という加工機もあります。コールドプレスが常温圧締であるのに対し、ホットプレスは過熱圧締する機械であり、加工法や接着剤は異なります。

 

■「貼る」の加工だけじゃない ‐当社設備の合わせ技-

当社にはその他にカットや研磨の加工機が複数ありますので、「研磨→貼り合わせ→カット(寸法調整)」の合板加工をワンストップで行うことが可能です。製品によっては、納期短縮やコスト削減(トラック運搬移動費など)することが可能です。

 

■余談ですが…

合板と合板(もしくはMDF等)を貼り合わせることを、「積層」と言ったりします。積層とは漢字の意味のままで、層を積み重ねることです。

 

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