DX POLICYDX方針

当社は四半世紀を超えて、住宅関連の木質ボード加工を中心に、ありがたいことにお客様からの安定的な受注のもと事業を行ってきた。しかし、昨今の住宅着工件数の減少、ウッドショックなどの外的要因もあって、従来の安定した受注形態が崩れつつあり、社内生産性向上と新たな付加価値の創造が必要不可欠となっている。

その手段の一つとして当社はDXを推進する。まずはRPAやノーコードツールなどを使い社内のデジタル化を進め、非生産的な業務の削減に努める。安全・品質・生産の管理レベルを上げ、まずは「安全な、正確な、効率的な」環境を構築し、それにより生まれた余力を新たな付加価値創造へ向ける。

新しい付加価値の創造にもDXは不可欠である。HPやSNSを利用したマーケティング、新規事業開拓はもちろん、当社で構築した管理システムの中にお客様も一部入っていただくことで、受発注の簡素化、高速化などを実現し、お客様の業務も効率化することでも更なる付加価値を提供する。

今後当社はDXを推進し、変化の中でお客様に選ばれる付加価値を生み出し続ける企業へと成長していく。

当社の課題

原材料などのコスト高騰

昨今のウッドショックなどによる合板価格高騰により利益率を圧迫している状況で、生産性向上やさらなる付加価値創造が必要となっている。

住宅着工数の減少

当社は長年住宅関連製品の生産を中心に行ってきた。住宅着工数の減少は当社の受注量減少に直結する。住宅関連はメインとしてこなしつつ、非住宅分野への展開が急務である。

紙資料からPCへの転記作業など、生産的でない仕事の増加

当社は製造業である関係上、作業日報などの生産情報から生産性や不良率などのデータを算出し分析するという業務があるが、元となる情報が紙媒体であるがために、その情報をPCに手作業で転記するという生産的でない業務が存在する。転記自体に時間が取られ、本当に欲しい情報が正しいタイミングで共有されないという状況がおこり得る。

課題解決に向けてのデジタル活用及びデータ活用の方策

デジタル活用のための環境整備

  • 社内インフラとしてのRPA、ノーコードツール
  • 工場内Wi-Fi環境完備
  • PC&タブレット機器支給

HP、SNSなどによる情報発信

問い合わせフォーム、アクセス分析

RPA、ノーコードツールなどのデジタルツールの活用

安全管理安全管理:安全衛生パトロールレポート(指摘・改善)、ヒヤリハットの内容を全社員でリアルタイムに共有し、安全な職場づくりに活用する。
品質管理生産データ、製品検査記録データをもとに不良率やCp値の指標をリアルタイムで見える化する。
設備管理設備保全記録データから設備部品の劣化を予測し、設備トラブルを予防する。
生産管理生産進捗の見える化や、過去実績からの生産予測時間自動算出により、工程キャパを明確にする。
在庫管理仕入、売上、生産などのデータにより、理論在庫を算出しデータ上で管理する。
収支管理販売管理システムなどの情報をRPAでつなぐことで、収支指標をできる限りリアルタイムに見える化し、経営上や営業上の「次の一手」の判断をサポートする。
顧客管理お客様情報を一元管理し、より良いサービス、よりスピーディーな対応につなげる。

デジタル活用戦略推進体制

① 月2回、社外顧問参加での定例ミーティング

進捗と課題の確認、意見交換など

② 日常的に必要に応じ臨時ミーティング

課題解決のための方策実施など

③ DX関連イベント、他社DX推進会議への参加

最新情報の収集など

なお、人材の育成・確保に関しては、各部署で課題に直面している当事者を対象に、課題解決を糸口としてプロジェクトチームに参画させている。

あらたな人材の確保については、全社的に社員の適性に関する見極めをしながら、現業との兼務が可能な範囲で育成していく。

デジタル戦略達成度に関する指標

業務デジタル化率、デジタル連携率、課題解決件数、RPAプロセス数 など

セキュリティ対策自己宣言ロゴマーク

個人情報保護方針&情報セキュリティ基本方針

CONTACT合板に関するご相談・採用に関するお問い合わせ等