経営理念
わたしたちは 大地と太陽の恵みを感じ
それらに育まれた木を愛します
わたしたちは お客さまの喜びを糧に
知恵と技術を磨き 心づくしの製品をお届けします
わたしたちは 自らの成長を誓い
たゆまぬ挑戦により 実りある人生を築きます
大地と太陽の恵み
私たちの本社は、創業の地である岸和田市木材町の木材コンビナートに立地します。
真夏の太陽が照りつけるとき、流れる汗とともに大自然のエネルギーを感じます。真冬には浜風が吹きつけ、ぶ厚い雲にさえぎられていても、同じく太陽は私たちを照らしてくれています。
この場所は、昭和39年に埋め立てが開始され、国内屈指の木材基地として発展して来ました。埋立地であっても、両の足の裏には大地の存在を感じるとることができます。ちっぽけな自分が、大地と太陽の恵みに活かされていることに、ふと気づく時があります。
母なる大地といわれるように、いつでも手足で触れることができる大地は、温かく私たちを包み込んでくれる存在です。
そして太陽は、いかなる時もはるか遠くから私たちを照らしてくれる。その姿が見えない時も力強く輝き続けている、父のような勇気のシンボルです。
大地と太陽を父母にもつ「木」を、私たちは扱っています。
センエイの工場で使われる材料の大半は合板です。日本では100年以上も前（明治40年・1907年）に、今のロータリーレースの原型が発明され、丸太を薄く剥いて張り合わせて板状に加工する技術は進化を続けました。
令和の時代に入っても、合板という木材加工品が当社の主力です。毎朝大型トラックで届けられる合板は、ほんの数年も遡れば、地球上のどこかの大地に根を張り、太陽に向かって枝葉を広げた一本の木であったという一枚の合板の成り立ちを、私たちは心にとめて仕事にあたりたいと思います。
それが、どの国で育ったどの樹種であったとしても、そこには大地と太陽の恵みがありました。そして、誰かが伐採し、誰かが運搬し、誰かが合板に加工してくれたからこそ、今ここで使うことができます。
「木を愛する」という表現は、天然資源への感謝はもとより、多くの人達に支えられて事業が成り立っていることを忘れないための、私たち自身へのメッセージです。
私たちは、大地と太陽の恵みに感謝し、木を愛する会社であり続けます。
お客さまの喜びと心づくしの製品
一生懸命にものづくりをしたら、それだけでお客様は喜んでいただけるでしょうか。私たちは、材料である合板を調達した段階で、大切な資源を預かっています。センエイの製造物に対して、評価してくださるのはお客さまです。期待どおりか、それを上回る対応ができて、初めて喜んでいただけるのだと思います。
そのためには、お客さまが求めているものを正しく理解することが基本です。マテリアル事業部の加工品は半製品であることが多く、お客さまにとっては当社を通じた資材の調達となります。お客さまの工場で完成品となるまでの間、その加工を通じ、最適な役割を果たすことに努めます。完成品の形を知り、その最終加工工程についても理解しておくことが肝要です。
プロダクツ事業部は、塗装合板を中心に完成品をお届けする部署です。用途への理解と合わせて、実際の使用現場を拝見することで大きな学びがあります。近年、用途に応じた製品開発のご依頼をいただくことが増えており、現場情報の重要性はますます高まっています。
加工技術だけでなく、品質保証体制、商品開発力、材料調達力や提案力を総動員し、万が一の対応力も含めて、センエイはお客さまの課題を解決できる存在でありたいと願います。
自らの成長と 実りある人生
天然資源の恵みに感謝し、お客さまの喜びを集める製品を提供して、社員のみなさんに期待することを記しておきます。
会社は社員のみなさんの成長の場でありたいと思います。特に若くして当社の門を叩いてもらった人たちにとっては、仕事をした時間分の報酬を得る場所でなく、社会人としての基盤を創る大切な修養の場でもあります。
「教育はすべての業務に優先する」という言葉があります。お客さまを第一に考えた時、日々の営業や製造の活動に追われ、教育研修の時間が先送りされてしまうことがあります。「教育はすべての業務に優先する」とは、社員教育の時間を確保してやり遂げる会社の姿勢を示すものです。
先頃、「いい会社」について、みなさんと話し合う時間を持ちました。いい会社を目指す成長発展には、それを支える社員のみなさん自身の成長が不可欠です。お互いに自らの成長を誓い、たゆまぬ挑戦を続けましょう。
品質保証の３原則
お客様満足度の向上のために
お届けする製品とサービスのできばえにこだわり
品質マネジメントシステムを構築して
守ることを決め 決めたことを守って、改善活動を推進する。
【人】お客様の求める品質を正しく把握し、知恵と技術でお応えする。
【地】５Ｓを正しく理解して全員で実行し、品質確保の基礎を固める。
【天】資源を大切に扱って歩留りを高め、ムダを省いて生産性を上げる。