新年のカレンダー
この時期になると来年のカレンダーが気になります。まずは手帳の準備。今年も昨年と同じタイプを使うか、新しいのを試してみるか。何よりスマホの使い勝手のよさと、同期しているパソコンのクラウドソフトが見事に連携し、単なるスケジュール管理だけならば、限りなく手帳なしでもすむところまで来ています。むしろスマホのスケジュール更新が先行して、手帳への記入が後手となることに気をつけなければならないくらいです。
ちょっと考えて、市販の手帳購入は控えることにしました。その分フリースタイルのノートに、スケジュール管理より大切なものを徹底的に書き込む2018年にしようと決めました。こだわりは5ミリ方眼。紙質のいい百均のノートに、本革のカバーをつけたらなかなかのものになりました。こうなったらあちこちに書き込むことはせずに、ここにだけ集中してみましょう(ところで評論家の竹村健一氏が「これだけ手帳」というのをCMで宣伝していたのは何年前?)。
2018年、当社にとっては大きな変化が待っています。ながらく続けた稼働日と休日のバランスを大幅に変更することにしたからです。世間では働き方改革とかワークバランスとか、美しく表現されていますが、中小企業にとって年間休日を増やすのはそれなりの決心です。1日あたりの稼働時間を伸ばしたので、年間稼働時間はほとんど変わらないのですが、休みが増えたことで社員のみなさんはおおむね喜んでくれているようです。
社員やその家族のみなさんの喜びの大前提として、当社のお客様に万が一にも迷惑をかけることのないような体勢を整える必要があります。ありがたいことにやや追われ気味の仕事をがんばってやり切ろうという姿勢はもちろんのこと、稼働日が減ったなかでそれをこなす工夫は不可欠です。社長主催勉強会はじめ、社内研修の時間も確保しなければなりません。
来るべき時代をにらみ、さまざまな準備の作業が多くなりそうな師走。耳を澄ますと、その向こうには来年のシンボル、干支の犬がさっそうと駆ける足音が聴こえてくるようです。慌ただしい気持ちを抑え、まずはこの1カ月を大切に使わせていただこうと思います。