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どんぐりの成長 私達の変化  どんぐりの発芽④

先日、株式会社ソマノベースの松下様が来社されました。
当社ではソマノベースさんの 『MODRINAE-戻り苗-』 に賛同し、ウバメガシの木をどんぐりから発芽させて育てています。

※前回ブログ→どんぐりの発芽③ | 進め!GO!HAND’s | 合板加工の株式会社センエイ (senei.co.jp)

 

昨年の4月中旬にどんぐりを鉢に植え(置いて)、1年3ケ月の年月が経ちました。どんぐりが葉を伸ばした時の感動から、現在の数十cmの苗となるまでを振り返り、植物を共に成長することの楽しさ、難しさなどを皆で振り返るとともに、松下様からアドバイスを頂きました。

印象的だったのは話している皆の顔が自然と笑顔になっていること。普段は意識することはありませんが、植物が与えてくれる力の1つである『癒し』の恩恵を受けていることを再認識する場ともなりました。

 

 

戻り苗は、『山でとれたどんぐりを2年間間育て、山に戻す』までがプログラムとなっています。当社の2年間は来年の4月までですが、現状で山に戻せる状態まで成長しているので、秋に植樹を行うことの提案を受けました。

今まで育ててきて、苗が大きくなるのを楽しみに日々を過ごしてきたので、具体的な別れの日を想像すると、理解していたとはいえ、寂しいという感情が湧き起こっている自分に気付かされられます。しかしその感情を抑えると、「私がどんぐりを育てているのではなく、どんぐりと共生しているんだ。木々に私たちは生かしてもらっているんだ」という考えが、ふと頭に浮かんできました。戻り苗と過ごし、当たり前のことを忘れていた自分に気付いたような気がしています。

たとえ植樹によって同じ環境で過ごせなくなっても、木への関心・意識を持つようになり、見ている風景が変化したことは私達にとって貴重な体験になったのは間違いありません。

お別れの時は感謝の気持ちで見送れるように、それまでの時間を大切に、引き続き発見と感動の日々を過ごしていきたいと思います。

 

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