合板の日
合板加工の開発工場、株式会社センエイ 業務本部の松井です。
「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。
関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。
少し過ぎましたが、11月3日は「合板の日」とされています。
1907年11月3日、発明家の浅野吉次郎氏が、近代的なロータリーレース(丸太を大根のかつらむきの様に薄く削る機械)を開発し、合板を製造した日にちなむそうです。
ということで、私の合板についての今更過ぎる発見をひとつ。
それは、合板のプライ数(構成される板の数)は、多くが奇数であるということ。
理由についてはいくつかあるようですが、その一つに、寸法を安定させるためということが調べて分かりました。
板の繊維方向がカギとなるようで、多くの合板は、繊維方向が直交に重なっていますが、層の一番上の繊維方向と、一番下の繊維方向が同じ向きになっている方が、そうでない場合と比較して、変形を大きく抑えられるとのこと。
逆に偶数プライの合板では、内層部分で、一部の隣接する単板の繊維を同一方向にすることで、一番上と下の両面が同じ向きになるように作られているのだとか。
担当業務上、合板について、身近にはあるが触れる機会が少ない日常の中、新たな発見と知識が増え、少し楽しい気分なった今日この頃でした。