フォークリフトのバックライト設置
当社には12台のフォークリフト(以下、リフト)があります。
合板・MDFを積んだ山は、1t以上の重量があるのが殆どで、材料搬入、移動、製品出荷などの際にはリフトが必要不可欠で、なしには製造が難しいと言っても過言ではありません。
このように重要な役割を持っているリフトですが、その反面注意しなければいけないのが事故です。
リフト事故は重大な災害につながる可能性があるので、日頃からリスクの低減に努める必要があります。当社では、リフトマンが集まって情報を共有する会議を毎月行っていますし、安全衛生委員会の場においても、毎月のようにリフトに関連する話題が取り上げられています。
先日、リフトのバックライトをリフト全車に取り付けることにしました。
目的は、通路の角・交差点の死角で、リフトとの接触事故を防ぐためです。
今までもリフトと、人(もしくは他のリフト)が接触しそうになるヒヤリハットが何度かありました。その時は一旦停止の厳守などの対策を挙げていましたが、根本の原因対策とはなっていませんでした。そこで、実際にリフトに乗車していている従業員から、自分達でバックライトの取付を行い、効果や安全性を実証したいとの改善提案がありました。
テスト導入の実証結果、死角対策になることと、自社取付による大幅な経費削減が見込めることより、安全衛生委員会での決定として、全12台のリフトにバックライトをつけることなりました。
これによりリフトの視認性が向上し、工場内の交差点・角などでの接触事故リスクを大きく低減できたと思います。
完全に事故が起こらない環境を作り出すことはできません。
自分と同僚が怪我をしない方法を考え、いかに事故が起きにくい環境を作るかが重要だと考えています。
より良い環境を目指し、これからも改善を続けて行きたいと思います。