PRESIDENT社長ブログ

終わりは始まり

31年にわたって続いた平成が幕を閉じました。

当社は昭和61年の設立とあって、令和元年の今日、3つ目の時代を迎えます。自分が社会人になったのも昭和の終わりごろであり、今日があるのは、お客さまや社員のみなさんのおかげと感謝の思いを新たにしています。

去る4月20日、当社では事業発展計画発表会を開催しました。5月1日に始まる新年度に備えるイベントは今回で8回目です。決意あらたに、しかしながら10連休のおかげで仕事始めが5月7日となる、ゆるやかなスタートに少しもどかしい思いもあります。

この発表会では、「緊急ではないが重要なことに時間を割く」ことを決めて宣言しました。これは故コヴィー博士が世に伝えた「7つの習慣」のうち、「第三の習慣」に基づくものです。この教えを知ってからもう10年にもなりますが、理屈でわかっていることと実践することとは別物であると、十分に意識しながらのことです。

手前ミソをお許しいただければ、当社は比較的人柄のいい人たちの集団だと思っています。新卒の採用にあたっては、経営理念に共鳴してくれることとあわせ、人柄重視で採用してきましたし、中途採用や現場叩き上げの人たちについても然りです。とは言え、会社としてその人柄(素質)に、ただ頼るのはお門違いでもあるでしょう。

「教育はすべての業務に優先する」という言葉を知ったのも10年くらい前です。これまたその真意が腑に落ちるまで随分時間がかかりました。営業や製造の実務が忙しいなか、果たして人材教育をどのように位置づけるか。これは、緊急ではないが重要なことのためにしっかりと時間を割くことにほかなりません。すなわち、職階や経験、在籍年数によらず、社員教育のための時間をしっかりと確保していくことはたいへんに重要だということです。

ところでこの長い休みのなかで、海外の旧い友人と会って話す機会にも恵まれました。彼らは一様に、平成から令和への御代がわりについて質問してきました。私のアジアの友人たちは日本の新しい時代を祝福してくれていますが、万世一系の第125代から126代へ歴史的な譲位の偉大さについて、果たしてどれほど正しく伝えることができたでしょうか?

悠久の歴史を持つこの国に生まれた幸運にも感謝しながら、新しい時代の成長発展のため、時間の使い方に、そう、残りのこの長い休みを含めて、しっかり向き合って行こうと思うのです。

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