PRESIDENT社長ブログ

主役は君だ

会社に、「経営理念」を作る必要性を初めて感じたのは2009年。マンツーマン指導のもと、思いを込めた3つのフレーズを絞り出した。同年4月に社員への発表、そして共有のために総勢40名参加での合宿を敢行した。

さらにその勢いで大卒新人を採用する覚悟を決めて、「機が熟するまで半年待って欲しい」と伝えていた採用支援会社と契約。以来10年の歳月を経て、いわゆる新卒入社だけで7人の若者が当社の中枢で活躍中。そして、来春にも新たに1人が加わることが決定している。

これまでの採用活動にあたっては、経営理念を伝家の宝刀としてきた。もちろん総務人事スタッフや採用支援会社の協力を抜きに語れるものではないが、社長として初回の先頭打席に立つことを続けてきた。「わたしがこの会社の社長です!」と真っ先に経営理念について語り尽くすことで、自分なりの差別化を図ってきたつもりだ。

つい最近のこと、日本でダントツナンバーワンの銅像が存在するという、二宮尊徳(金次郎)の言葉に触れた。

「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」。

自社の経営理念が、寝言になっていないか、胸に手を当ててみる。社長として純粋無垢な若者を惹きつけるには、当然大きな責任が伴うのだ。

制度が目まぐるしく変わり、経団連やら外資系やら、ベンチャー企業やらがせめぎ合う中、来年以降も新卒採用を継続していくのだが、少しスタイルを変えてみることにした。今さらながら、入社間もない若手社員に、当社について語ってもらおう。

先頭打席はフレッシュなルーキーに任せて、ランナーのたまった3番目くらいの打席に向かう準備をしておこう。そして、罪悪でも寝言でもない、自分の目指すところをしっかりと伝え、そのランナーをホームに迎え入れたいと思うのだ。

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