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工場見学 -MDF製造工場-

合板加工の開発工場、株式会社センエイ 広報委員会の出田です。

「切る・貼る・つなぐ・削る・塗る」。

関西 大阪 岸和田市で、合板加工・塗装合板・床材・古材など、合板の使い途に合わせ、

『合板+付加価値』をお客様と共に開発しています。

先日、私たちセンエイより総勢9名でホクシン株式会社様の工場見学をさせて頂きました。

以前のブログ記事「LVSについて」で少し出てきましたが、スターウッドというMDFを製造している会社です。

MDF(medium density fiber board)はファイバーボードの1つであり、ファイバーボードには他にもインシュレーションボード(IB)とハードボード(HB)があります。ファイバーボードは木材およびその他の植物繊維を主な原料として成形した板状製品ですが、JISによりIB(密度0.35g/cm3未満)、MDF(密度0.35g/cm3以上)、HB(密度0.80g/cm3以上) と分類されております。中でもMDFはセンエイでも使用量が多く、非常に関わりの深い材料であります。そういった意味でも今回の工場見学でMDFの製造工程を直接見せて頂けたことは非常に有意義なものでした。

率直な感想としては紙の製造と非常に似ているように感じましたが、水を主な媒体として使わない部分は大きな違いかもしれません。

「蒸して柔らかくした原材料のチップを解繊し、細かくされた繊維に接着剤を添加する。

その後、マット状に成形した繊維をプレスし、乾燥する」という流れです。

実際にラインを流れていくプレス前の成形マットは製品よりの20~30倍もの厚みがありますが、完成品しか見たことがなかったので、その時に製造していた約20cmものマット厚さには驚きました。他にも、工場の外から見える銀色の大きな建物が原材料のチップを貯蔵するチップサプライヤーであること、会社の周りの壁に実はMDFを使っていることなど色々とおもしろい発見がありました。

今回、工場見学で教えていただいたことや学んだことをさらに深く理解し日々活かせるように、これからもセンエイで取り扱っている材料を少しずつご紹介していけたらと思います。

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