PRESIDENT社長ブログ

夏の風物詩

自粛しようが、出かけようが、連日猛暑のお盆休み。夏休みの日記風に書き記しておきましょう。

8月15日

終戦記念日は部屋にこもって、戦後75年めの戦没者追悼式のライブ中継に見入りました。この放送は毎年行われていたはずですが、テレビの前で待ち構えるようにして視聴したのはこれが初めてのこと。

何を語るにもコロナ禍の影響でという枕詞がついてしまう昨今、座席間を十分過ぎるほど広げた武道館での式典への出席者は500人あまり。安倍首相のマスク越しの式辞に耳を傾けたら、いくつかのキーワードが響きました。

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尊い犠牲の上に築かれた平和と繁栄

未だ帰還を果たされていない多くのご遺骨

戦没者に平安 ご遺族にご多幸

スピーチはそもそも聞き手へと届けるもの。戦没者と現代の日本国民に対して発せられたものとして、私はそのまままっすぐに受け止めました。

8月16日

京の大文字送り火を見る機会に恵まれました。人生初の大文字さんは、6つの炎だけが点灯しています。

ふるさと土佐の中村(四万十)は小京都と呼ばれているのだと、親愛なる祖父から子供の頃によく聞かされていました。住んだことはなくとも足を運べば心が澄み渡る場所ですが、実際に小京都を体験する機会はないままでした。

15世紀の半ば、応仁の乱を逃れてこの地に住んだ関白一條教房公は、京を懐かしんで碁盤目の街並みを作り、大文字焼も再現された。その村の名は今も間崎という。不思議な巡り合わせを楽しむ令和2年の夏でした。

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6つの炎のみで表現される大文字。今は辛抱のとき。この点を結んで未来を描くのだという啓示のようでもありました。

さあ、もう少し残暑を楽しむとしましょう。

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