PRESIDENT社長ブログ

福はうち

この時期、コンビニの前では恵方巻予約ののぼりが賑やかだ。関西の風習だったものが全国区になったのはコンビニのおかげらしいが、売れ残りが食材大量廃棄の元凶というのは穏やかでない。SDGsとの整合はと農水省のウェブサイトを覗くと、46社の廃棄量削減の取り組みが報告されていた。

 

この季節を意識するのは、今年87歳になる父の誕生日が立春(旧暦元旦)だからでもある。その前日が節分。半世紀近く前のことながら、同居していた祖父が元気よく豆まきをしていた声が脳裏に焼き付いている。「鬼はーそと。福はーうち」。

 

令和4年になってひと月。この掛け声が、なぜか気になる。

 

家内安全。幸福を願う掛け声に違いないけれど、自分にだけ都合のいい我田引水でいいのだろうか。今この時に自問してみる。「外と内」で連想するもの。

 

この2年間。外出の機会は減り、社内や自宅に止まることを求められる場面も増えた。ただ安全そうなウチに籠る?あの掛け声が響いているのはそこではないはず。

 

年の初めにはSWOT分析をやってみる。内部要因と外部要因、それぞれのプラスとマイナスを「強みと弱み」「機会と脅威」などと書き出していく。コロナ禍をも凌駕するウッドショックのせいか、恵方巻ののぼりに負けないくらい、外部要因が賑やかに出てくる。そして強みも弱みも、外との向き合い次第で大いに変わることに気づく。昨年の今頃はまだ、在庫の少なさを強みとしていたかも知れない。

 

で、「外と内」。気になる境目をどこに据える?

選択理論心理学によると、「人は外側の刺激によって反応するのではなく、内側から動機づけられて行動を選択する」とある。脳みその内側、すなわち自分の思考と行為をしっかりとコントロールすること。それを選択しているのは他ならぬ自分なのだから。

 

自分がコントロールできない脳みその外側については、まずはしっかり観察しよう。恐ろしい形相で迫ってきても、それが鬼とは限らない。

 

原因が何であれ、この激変の時代。鬼の面をかぶった福の神をやり過ごさないよう。そして、本当に守りたいものを、しっかりと守れますように。

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