PRESIDENT社長ブログ

新しい価値観

4月になりました。桜の開花を迎えながら、例年の浮き浮きした気分は、自然には沸いてこない不思議な春です。いわずもがな、新型ウィルスのおかげで世界中が大混乱。そのなかで日本は、これまたよくも悪くも不思議な存在となっています。

武漢からこのウィルスが届いた国として、日本は世界でも最先端を走っていたはずです。あのダイヤモンドプリンセス号の話もどこかで霞んでしまうほど、現実のパンデミックに襲われているという意味で、欧米諸国が完全に先を走っています。日本はある意味、ピークを抑えることにいったんは成功したわけで、その見返りとして、対処を誤るとこうなるという生々しい映像が連日報道されています。

一方の経済活動はというと、日本中の会社で、これまでは思いもよらなかったスタイルの入社式が開催され、あるいは中止され、新しい年度はカオスのなかの手探り状態で始まりました。テレワークが推奨される一方で、多くの商店や会社が大幅な売り上げ減に直面しています。

当社では、大卒新人が1名。4月1日に、彼のための入社式を無事執り行いました。迎える社員の人数も絞り込んで、みんなマスクをつけたままで、心の底から「おめでとう」を伝えました。あの年に社会人になったのだ、というのは一生忘れ得ないスタートとなったことでしょう。だからこそ、彼への祝福の言葉は、新しい価値観の始まりでもありました。tokumaru.JPG

chourei.jpgよく考えてみると、令和になってまだ11か月。1年も経たないなかで、なんと波乱に満ちた時代なのでしょう。これまでに大切にしてきたものや、当たり前にあると思っていたものがどんどん変異しています。これまでの価値観が通用しなくなる。令和は、零(ゼロ)からのスタートの時代なのかもしれません。働き方改革などと指摘をうけなくとも、変わらずにいられない。そんな時代が始まりました。

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