台風対策
泉州というところはほんまに住みやすい。台風情報があっても、結局は大きくそれてくれて事なきを得る。雨戸を閉めて備えて、学校が休みになっても、台風一過の青空がやってくる。子供のころから刷り込まれた、そんな過信が崩れたのは8年前のことだった。
2018年9月4日、忘れることのできない台風21号の直撃。4日間の停電とともに、残された大きな傷跡も癒えぬまま、同月30日には24号が襲い来た。トラウマを抱えながらも最善を尽くして備えたあの日のことを思い起こしていた。
6月早々にやってきた今年の台風。誰が指示をするわけでもなく、現場は当然のように雨仕舞に動いている。荷捌き地の製品や材料は、可能な限り工場内に移動し、横殴りの風雨に備えてブルーシートを貼った後ろにはパレットを積み上げ、その支えにはマストを上げたリフトが並ぶ。いつのころからか定着した台風シフトは手際よく進んでいた。
果たして台風一過。ブルーシートを取り払うと青空がのぞく。今回もまた、わが社の自然体のリスクマネジメントが機能したのを確認して、胸をなでおろすのである。

